グラドル岸明日香さん「日本のグラドル文化を中国で広めたい!」
岸明日香さん(グラビアアイドル/31歳)
グラドルデビュー10周年で記念の写真集を発売した岸明日香さん。写真集は重版になり、グラドルのベテランとして活躍を続けているが、夢は中国進出だという。30過ぎてのグラドルの苦労や10年の経験で培った戦略も伺うと……。
10年前のデビュー当時は大阪から通いで仕事をしていましたけど、1年後にCMが決まった時に「契約金で上京しよう!」と思いつきで即決しました。リュック1つで東京に越し、その日のうちに家電をまとめ買いしました。
周りからは「女の子でそんな、リュック1つはダメでしょ」と総ツッコミを食らいました。
東京の生活もグラビアの仕事も右も左もわからず、「上京は早かったかな」と思ったけど、CMのおかげもあって細かいものも合わせたら年間100冊くらいの雑誌で掲載していただけたり、とても幸運でした。メーカーさんから写真集やDVDをたくさんいただいていろんなグラドルの方のポーズや表情を相当、研究しました。
でも、長く続けられる人は本当にわずか。先輩グラドルの方を見ていると、「私が10年続けられるわけない」とも思っていました。
グラドルは2年で世代交代して顔ぶれが入れ替わる世界。芸能界の中でもっとも回転が速いジャンルだと思います。「一時期に表紙をたくさん飾れても続かないかも」と私はネガティブ思考になっていました。
でも、当時からバラエティーやドラマに少しずつ出演させていただけるようになったり、またグラビアとは違うファンの方もついてくれるようになって。
芸能のお仕事を始める前、ほしのあきさんや壇蜜さんといった先輩方がバラエティーで爆発してグラビアでも人気になるのを見ていたので、マイペースの私でも、メディアが背中を押してくれて長く続けさせてもらえたのかなと思います。
10年たった今はいろんなことに挑戦したいと思っていて。今の会社に所属してからは中国でもお仕事をしたいなと考えています。
モデルのお仕事で上海に行かせてもらった時、「日本のグラビアアイドル」を大好きな方たちの盛り上がりがすごかったんです。とても驚いて「中国でもまたお仕事がしたいなあ」と思い、中国語の勉強と中国のSNSを始めて画像を投稿し始めました。
あと、中国では洋服など物の売り買いが通販ではなく、ライブ配信で販売するのがはやっているようです。また、日本の文化だったり、服などを好きな方たちが中国に多くいるようなので、中国向けにアパレルのお洋服をプロデュースさせていただけたらと。それはまだ計画を進めている段階です。