里見浩太朗86歳が殺陣を卒業…多芸多趣味な「最後の時代劇スター」が語った健康の秘訣
時代劇スターで歌手の里見浩太朗(86)が、代名詞でもある殺陣を卒業するという。テレビ東京系の新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」の記者会見で、共演の高嶋政伸は「その話を聞いたときは、ちょっと寂しかった」とこう言った。
「さやから刀を抜くとき、本当の刀を抜いているような重量感がある。凄まじさに戦慄しました。ゼロから勉強したい」
弟子入りを志願された里見は、こう答えた。
「若い頃、ある先生から刀は抜いたら斬るか斬られるかなんだと教わった。今から京都行きましょうか」
それは東映ニューフェイスの頃から、通い慣れた太秦の東映京都撮影所のこと。日本映画界が沸きに沸いた1950年代、年間約30本もの作品に出演し、名を上げた第2の故郷である。今回の新春ドラマでも太秦を訪れたそうで、現代と江戸時代が交錯するドラマの中、威風堂々たる殺陣を披露したそうだ。
「この年齢だから、大立ち回りは本当にこれで最後と思って精いっぱい頑張りました」