大沢たかおが主演兼プロデューサー 人気漫画「沈黙の艦隊」がPrime Video実写映画化のナゼ
動画配信大手Prime Videoの新年発表会が1月25日、都内で行われた。人気漫画「沈黙の艦隊」が実写映画化され、大沢たかお(54)の主演で9月29日に公開されることを発表した。
「沈黙の艦隊」は漫画家のかわぐちかいじ氏によって、1988年から96年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)で連載された大人気漫画。日本初の原子力潜水艦の艦長・海江田四郎(大沢)は、この原潜と乗員76人を伴い航海中に逃亡。理想とする世界の実現へ向けて海江田が描いた大胆不敵なシナリオと、海中での天才的な戦闘術に、日米が翻弄される。
実写化不可能といわれていた大作だが、大沢がプロデューサーも務め、海上自衛隊の全面協力を得て実写化が実現。Prime Videoが日本の劇場版映画を製作するのは初の試みとなり、大手の東宝が配給する。
「Prime Video、Netflixなどが国内市場を席巻しているが、オリジナル作品の製作費に回せる資金は国内の映画会社をはるかにしのぐ。そのうち、製作が動画配信、配給が大手という流れが当たり前になるのでは。となると、近い将来、国内の映画賞はそういう作品だらけになってしまうかもしれない」(映画関係者)
コロナ禍で配信サービスに全盛期が到来しただけに、時代の流れにはあらがえないようだ。