ジャニーズ新卒採用の求人広告を読み解く “開かれた”事務所の狙いとビジョンとは
■社員は「A型」ばかり
そんなアイドルたちをマネジメントする人材に求められる資質は何か。
「昔はジュニアOBで学歴の高い人が採用されたり縁故が中心だったと聞いています。芸能事務所はどこも2、3年で辞めて他に移るくらいサイクルが早く、ジャニーズもそんな感じでしたね。ジャニーズの場合は、スケジュールを決めるのは上層部で、マネジャーは単なる付き人に等しく、志が高すぎると裁量範囲がなくて辞めてしまうことが多かった。あと、都市伝説みたいですが、A型が圧倒的に多い。事務所内で『A型じゃなくてすみません』みたいな自虐ネタがありました」(元社員)
募集要項には「今年も、一緒にエンターテイメントを盛り上げてくれる仲間を募集できること、社員一同、とても嬉しく思います。夢を分かち合いながら、共に未来を見つめ、思いをぶつけ合い、新たな風景を見ることができるその日に向かって、一歩ずつ歩いていきましょう」という挨拶文も掲載されている。Z世代の若者に“開かれた”ジャニーズ事務所はどう映るのだろうか。