再放送中NHK朝ドラ「ひらり」主人公の姉・みのり役の鍵本景子さんは一級建築士と結婚し一女の母
さて、茨城県土浦市生まれ、小平市育ちの鍵本さんは、小学校6年のとき、学園ドラマ「3年B組金八先生」(TBS系)に憧れ「劇団若草」入り。1982年、単発ドラマ「非行主婦・アル中の女」(日本テレビ系)でデビューし、92~93年、「ひらり」でヒロイン・ひらりの恋敵である姉・みのりを演じ、世のOLらから大きな共感を得た。
「でも、みのりは自分の気持ちを正直に言わないまま、妹を出し抜こうとしたりするので、マネジャーさんには『オレはみのりは嫌いだ』と言われすごくショックでした。私自身はそんな性格ではないですよ。石田ひかりちゃんとは仲良くさせてもらいました。彼女はプロ根性があってすごくしっかりしていて、頭もいいし、度胸もある。実際には、彼女の方がお姉さんみたいでした。『どうしたら、そんなふうに自然体でできるの?』と聞いたら、『覚悟かな』って答えたので、すごいなあと思いましたね」
ドラマや映画で再共演する姿を見てみたい。
(取材・文=中野裕子)