尾上菊之助“年上の弟子”に激怒で引退騒動に発展…寺島しのぶ長男・眞秀への注目と焦り
女優・寺島しのぶ(50)の長男、初代尾上眞秀(10)が、5月2日に初日を迎えた東京・歌舞伎座の公演「團菊祭五月大歌舞伎」の昼の部「音菊眞秀若武者」で初舞台を踏んだ。眞秀のデビューは、寺島の悲願といわれた。
「名門、音羽屋に生まれながらも男子でなかったため、歌舞伎役者になれないことを幼い時に悟ったしのぶは、その後女優として活路を見出しましたが、一人息子を歌舞伎役者へという思いは非常に強かった。初日前夜は眠れず、拍手が起こった時には涙があふれたと話すほどでした」(スポーツ紙記者)
寺島は人間国宝の父、七代目尾上菊五郎(80)と女優・富司純子(77)の長女として生まれたが、《(歌舞伎の舞台に)立ちたかったですね。5歳下の弟が立てて、私はなぜ観客として見なきゃいけないのかという》と、ことあるごとに歌舞伎役者になれない悔しさを語っている。
寺島自身は、初主演映画「赤目四十八瀧心中未遂」(2003年)での演技が評価され、その後、個性派女優としての地位を確立。だが、寺島の歌舞伎への執念が消えることなく、それが今、ようやく実を結ぼうとしている。