(1)「おう、さんまや」の電話をイタズラと勘違い 大物芸人の人懐こい性格にびっくり
「いや、吉川はん。あれ本物ですよ」
「えっ!」
「本物です。あの頃、さんまさんが突然『吉川君の自宅の番号知っとるか?』と言うので調べてお教えしたら『おかしいなぁ~。オイラが吉川君の家に電話するといつもすぐ切られんねん』言うてはりました」
容易に近づけない存在だったが、親しくなって好感をもたれると“人懐こく”なる。明石家さんまは器が大きい人物だったが意外に繊細で優しい人でもある。たぶん、オフの日曜に誰かとの夕食会でも誘ってくれたのかもしれないとするととても申し訳なかった。
でも、会話にこだわる明石家さんまと、もし2人だけで長電話となると、それはそれでかなり緊張感漂う会話になったであろうことも想像できた。以来、さんまさんとはLINEなどのメッセージによる連絡のみである。しかも、さんまさんの場合、LINEの返信でも必ず笑わせてくれるのだから「笑いの神様」に呪われているとしか思えない。(つづく)