ガーシー容疑者トボケ態度のままなら実刑も…弁護士は“ペコペコ戦略”へのイメチェンを勧める
ガーシー容疑者は逮捕後、動画サイトの発言については認めたものの、「犯罪に当たるとは思わなかった」とトボけ、供述調書にも署名していない。一連の言動は、今後の裁判にどう影響するのか。
弁護士の山口宏氏がこう指摘する。
「『法の不知はこれを許さず』という言葉がありますが、法律を知らなかったとしても、罪を犯す意思がなかったとはならず、そういう言い訳自体が無駄です。人を脅かして何が悪いんだとなると、『ヘタな言い訳をしやがって』『常識もわきまえない人物なのか』と判断され、マイナス材料になります。捜査機関にしてみれば、国家機関に逆らうなど、これまでナメられっ放しだったわけですから、社会的な影響力も考え、なるべく重い量刑にしたいはず。恐喝には当てはまらないが、それ以上に悪質性があることを強調したいのでしょう」
■国家機関を愚弄し続けた発言の影響
警視庁はガーシー容疑者が動画配信で得たカネの流れを徹底的に調べ上げ、2022年から始めたユーチューブの配信だけで1億円以上の収益を上げていたことを突き止めた。ガーシー容疑者が再生回数を増やして収入を得る目的で、著名人に対する誹謗中傷や暴露を繰り返していたとみている。