大人気の青森アイドル王林が証明する「タレントに必要なのは地頭の良さ」
「昭和のバラドル(バラエティーアイドル)の復活ですよ。かつての山瀬まみや井森美幸もそうでしたが、親しみやすさがあって、ちょっとアカ抜けない田舎娘をわざとらしくなく自然に演じられる魅力でしょうね。王林も『青森県知事になるのが夢』とボケてみせたり、派手にリアクションしたり。かと思うと、鋭い突っ込みを入れたりと臨機応変。それでいて、『東京は苦手で……』みたいな顔をして出しゃばらないのも好感度が高い。こうしたキャラを期待通りにやってくれるから、番組スタッフも使いやすいんです。これだけ自分の立ち位置がわかっている器用なタレントは、いそうでいないですよ」(芸能事務所プロデューサー)
■あくまでも「青森のため」の活動
しかし、本人は東京での活動は、あくまで「出稼ぎ」のつもりらしい。「30代くらいからは、あまり芸能界をやりたいとは思ってない」なんて平気で言う。
「自分で起業して、青森のためになることをやっていきたい」というのが将来の目標で、いまテレビに出ているのも、そのためのPR活動ということなのである。青森ブランドを世界に広めるために、海外留学の準備も進めている。