坂本龍一さん「最後の日記」が自伝に掲載へ 死の直前までPCやスマホに書き残す

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 3月に71歳で亡くなった音楽家の坂本龍一さんは、死の直前までPCやスマホなどに日記を書き残しており、21日刊行の坂本さんの自伝「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」(新潮社)に掲載される。

 日記は直腸がんと診断されて手術を受けた後の2021年1月31日に始まり、亡くなる2日前の23年3月26日まで。がんは肺への転移も判明し、2年で6回の手術を重ねた。闘病の苦しみの中、音楽に心を奪われる瞬間だけ病を忘れることができた、と明かしている。

 今年1月、YMOで活動を共にした高橋幸宏さんが死去。日記には「NHKの幸宏の録画見る/ちぇ、Rydeenが悲しい曲に聴こえちゃうじゃないかよ!」とつづった。

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