松尾潔氏SC契約解除問題で表面化…小杉家、山下家、藤島家“義理人情”の起点はジャニーズの“元長男”
「山下がラジオで『当時、私のビジネスパートナーは、ジャニーズの業務を兼務していました。けれど、マネジャーでもある彼が、一タレントである私にそのような内情(ジャニー氏の性加害問題)を伝えることはありませんでした』と語った“彼”というのは、SC創業者の小杉理宇造氏のことです。小杉氏はレコード会社『RVC』時代、近藤の担当ディレクターだったことから、ジャニーさんとメリー喜多川さんと関係を深めていった。
小杉氏は、1997年2月にジャニーズ事務所が設立したレコード会社『ジャニーズ・エンタテイメント』の取締役に就任。小杉氏はジュリーさんに帝王学を授けた間柄から、ジュリーさんからの信頼は特に厚かった。小杉氏はいわばジュリー氏の育ての親で、ジャニーさん、メリーさん亡き今、ジュリーさんの後見人的存在。両社は切っても切れない関係ため、事務所側が今回の対応をせざるを得なかったのは理解はできます」と話す音楽ライターはこう続ける。
■ジャニーズのヒット曲を手掛ける
「一方、小杉氏がプロデュースした近藤の『ハイティーン・ブギ』(82年)の作曲・編曲を山下達郎が務め(作詞は松本隆)、バックコーラスに竹内まりやが加わったことで、山下・竹内夫妻もジャニーズとの関係を深めていきました。夫妻はその後、ジャニーズタレントの楽曲を数多く手掛け、ヒットを生み出しています。SCはもともと山下のために設立された事務所ですが、ジャニーズとも非常に近い。3つの家は、持ちつ持たれつの関係を越えた鉄の掟で結びついているといっても過言ではないでしょう」