ホラン千秋が好感度↑で秋のTV席巻! “嫌われ者”から一転…「Nスタ」快走、MCでもモテモテ
そして、バラエティー番組ではまったく違う顔を見せる。「フシギの会」ではクセ者の出川と一茂を相手に丁々発止とやりあい、「おまえら、おでこ床につけて謝れよ」と口汚くケンカもする。もちろんギャグなのだが、おばさんたちには媚びないキャラが痛快で、「ホランちゃん、面白い」となる。
しかし、「ザ・ニンチドショー」では、ゲストのベテラン芸能人の顔を立てて、逆にあまりしゃべらない。自分に期待されている役目はどのへんなのか、番組ごとにしっかり計算しているのだ。
「マイペースで奔放な印象ですが、『収録ではこっちの指示をちゃんと聞いてくれる』と話すスタッフが多いですね。カンペ通りにしゃべるし、“巻き”が入れば急ぐ。当たり前のようですが、大物ぶって無視するタレントは少なくありません。いじられも上手ですしね。現場が使いやすいというのも、ホランが重用されている理由でしょう」(テレビ情報誌編集デスク)
そんなホランもうかうかしていられない。Nスタと同時間帯では、「Live News イット!」(フジテレビ系)が背後にひたひたと迫り、「スーパーJチャンネル」(テレ朝系)も勢いづいている。夕方の情報番組はいまや四つ巴の様相で、ちょっとでも気を抜いたらたちまち蹴落とされる。
TBS内にはホランを夜の報道番組「news23」に“昇格”させてはどうかという話も出ているという。ホランとしても、報道・情報路線でいくか、バラエティー路線でいくか、思案どころだね。
(コラムニスト・海原かみな)