ジャニーズの闇を“最もよく知る男”はどこへ…10.2会見欠席なら「紅白出場ゼロ」まっしぐら
■白波瀬氏が洗いざらい喋らない限り問題は終わらない
このようなメリー氏の圧力に、白波瀬氏が従っていたのだ。
「メリー氏が局の上層部を一発どやしつけた。現場には幹部から『ジャニーズは穏便に扱え』と指令が下される。でも、それだけでうまくいくとは限らないので、逐一白波瀬氏がプレッシャーを掛け続けた。メリー氏の恫喝と白波瀬氏の監視によって、ジャニーズ事務所はテレビ局を牛耳ってきたのです。つまり、ジャニー氏の性加害を放置、隠蔽したのはメリー氏だけでなく、白波瀬氏にも責任がある。だから、彼が会見に出席しないのはあり得ない」(前出の民放関係者)
9月7日の会見で「なぜ白波瀬氏が出席しないのか」と問われると、東山紀之社長は「もう退任しているからです」と答えた。同席した木目田裕弁護士も「まずは責任という問題でいえば(ジュリー)藤島さんが一身を持って自分の責任だということで、ここに出るということにしている」と助け舟を出した。
「これを隠蔽というんですよ。過去の検証なくして、前には進めません。ジャニーズ事務所が二度と『ジャニー氏のような性加害を起こさない』『メリー氏のような圧力をかけない』と誓うなら、白波瀬氏が会見に出て、質問から逃げずに洗いざらい喋る必要がある。そうしない限り、この問題は終わりませんよ。いくら東山社長などが話したところで、説得力はない。彼は当時の事務所がどんな風にメディアに接してきたのか、詳しいことまで知りませんから」(前出の週刊誌記者)
上層部だけ変えて、ジャニー氏の性加害やメリー氏の圧力を最も知る男を隠し続ける。10月2日の会見に白波瀬氏が出ないなら、ジャニーズ事務所の“隠蔽体質”は何ひとつ変わっていないと断言できる。