テレ東の伝説的番組「debuya」が令和に復活 石塚英彦&パパイヤ鈴木の凄さを再認識
「debuya」は、ネガティブな印象を持たれがちな“デブ”のイメージを向上すべく立ち上がった番組だ。ホンジャマカ・石塚英彦、パパイヤ鈴木がおいしい物を食べた後に発する「まいうー」が広く世間一般に知れ渡った番組としても知られる。
「テロップ再生工場」では、巨漢のママタルト・大鶴肥満、春とヒコーキ・ぐんぴぃが“令和版debuya”を背負い復活。渋谷の街中でコーラを流し込む姿とともに「コーラはでぶの活力」、上り坂にひるむ場面で「命の危険」「でぶは助け合い」のテロップがあてられるなど、2人は次々と課題をクリアしていく。
雑居ビル3階にある飲食店を訪れるにあたり、肥満とぐんぴぃが横並びになって階段入り口で身動きがとれなくなるシーンは「あった、あった!」と懐かしさを超えて感動さえ覚えた。こうした大柄なタレントによる連携プレーを久しく見ていなかったからだろう。
昨今、「私のバカせまい史」(フジテレビ系)や「ダウンタウンVSZ世代」(日本テレビ系)など過去映像を使用した番組がトレンドとなっているが、新たな企画の芽は昭和や平成の時代に埋まっているかもしれないと改めて思わされる番組だった。
(お笑い研究家・鈴木旭)