“不倫発覚”椎野カロリーナさん受賞辞退で問われる「ミス日本」の意義 多様性とルッキズムの矛盾
SNSでは《そもそも美人コンテストなんて人権を無視した最たるイベントですもんね》《最近のミスは容姿だけではなく、教養とかも兼ね備えた女性がグランプリを取っているのだろうけど、やはり決め手は容姿だと思う。でも、そうなると、容姿で女性の優劣をつける事になり、ある面、女性蔑視になるのではと思う》と、改めてコンテストの意義を問う意見が散見された。
■ミス日本の審査基準は「内面の美・外見の美・行動の美」
「人の価値を外見だけで判断するルッキズムが世界的に問題視されているにも関わらず、その潮流に逆行するかのような、外見の容姿が選出基準に入っているコンテスト自体が今の時代に適していると言るとは思えません。そうした矛盾が今回の不倫報道で一気に噴出した印象です」(女性誌編集者)
ミス日本協会は「内面の美・外見の美・行動の美」という審査基準を掲げている。今回の不倫報道によりミス日本協会側が、「正しい内面の美と行動の美」を見抜けなかったという証になってしまった点も見逃せない。