漫才師ロケット団は2人とも酒好き「寄席芸人の飲み方」爆笑赤裸々エピソード
倉本 仲いいな! 僕は最近、漫才協会の若手から「連れてってください」と言われると飲みに連れていきます。若手に無理やり飲ませるなんてしたくないから、若手の話を聞いてますね。今の若い子はおとなしく、礼儀正しい。飲んでもやんちゃしないですし、こっちが気を使ってしまう。昔はお正月には芸人が楽屋で酒飲んで酔っぱらった状態で舞台に上がってましたけど、今は時代的にもなくなりました。志ん生師匠みたいに酔っぱらって噺す名人はもう出ないでしょう。
三浦 酒を飲んで舞台に上がる最後の芸人がこの前亡くなられた紙切りの林家正楽師匠じゃないですかね。どなたかの真打ちお披露目興行とかだとお祝いで飲んでから芸をやられてましたね。紙切りは体をくねらせてやりますが、酔っぱらってクネクネしていた時もあったかもしれません。
倉本 正楽師匠はみんなの手前、「これはお茶だ」と言ってましたけど(笑)。
三浦 酔って舞台に出ませんが、出番がないのに楽屋に来てはビールを飲む芸人さんが昔はいましたからね。常連のお客さんが客席にいると飲みに連れていってもらう人もいましたよ。スポンサーみたいな感じで。そのお客さんは「社長」と呼ばれてました。