著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

フジが青井実アナ抜擢の吉凶…「元NHK」ブランドで“夕方ニュース戦争”巻き返しは至難のワザ

公開日: 更新日:

 4月はテレビ各局の改編期。あまり改革の少ない定時のニュースも今期は動きが目立つ。プロ野球が新シーズンに新規獲得した選手を起用して打順をいじるように、ニュース番組も司会者を組み替えてきた。特に今期は夕方のニュース番組戦争から目が離せない。

 日本テレビはエースアナの藤井貴彦が3月で退社。4月からフリーとして夜の「news zero」を担当。代わって「news every.」は森圭介と鈴江奈々の局アナが就任。人気面で弱いと見たのか、ニュース番組経験のある女優の桐谷美玲と、元プロ野球斎藤佑樹を曜日で担当させる。スポーツ出身者の起用は一長一短。斎藤の「ハンカチ王子」の印象もすでに薄れている。それでも「爽やかな好青年」の印象から「面白そう」と見るか、「斎藤にニュースを語られても説得力に欠ける」とそっぽを向かれるかが見どころだ。

 テレビ朝日は「羽鳥慎一モーニングショー」で実績を上げた森山みなみアナが新たに夕方のニュースの顔になる。手堅くきたが、そう視聴者が動くようには思えない。

 不動のメンバーで臨むのは、ホラン千秋人気で好調なTBSの「Nスタ」。安定している時に動かさないのは野球でも常勝チームによくあること。余裕にも見えるが、中身をかなり変えてくると予想されている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はカネにも執着か…チーム力は度外視、4球団との面談で見えてきた"共通項”

  2. 2

    中居正広が地上波テレビから消える?「女性トラブルで“示談金”9000万円」報道の深刻度

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    巨人元バッテリーコーチがFA甲斐拓也獲得を悲観…「人的補償で未来の大切な戦力を失いかねない」

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    『光る君へ』ロスはまだまだ続く…柄本佑 “藤原道長”熱演の余韻で《いずれは大河の主役》の声も

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    中居正広“9000万円トラブル”報道の波紋…解決済みでテレビ出演続行、お咎めなしか?

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由