著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

「眼瞼下垂」はパーンと張ったゴム紐が少しずつ緩んでいくイメージ

公開日: 更新日:

「眼瞼下垂」について、その名を聞いたことがある人は多いでしょう。

 2018年には、歌手の和田アキ子さんが手術を受けたことを報告しています。

 眼瞼とはまぶたのことで、なんらかの原因によって上のまぶたが下がってきたり、持ち上げにくくなることをいいます。症状が進むと上まぶたが瞳を隠すように覆いかぶさってくることもあり、視力にも影響するため、「目が見えにくくなった」と感じる人も多くいます。

 眼瞼下垂には先天性と後天性があり、後天性の場合、その原因の多くは加齢です。加齢にともないまぶたを持ち上げる筋肉がたるみ、まぶたをスムーズに上げられなくなってしまうのです。

 加齢性の眼瞼下垂では、まぶたを持ち上げる主な筋肉である眼瞼挙筋、挙筋腱膜、ミュラー筋が加齢でだんだんと緩んでいきます。ある日突然、ではなく、少しずつ症状が進んでいきます。われわれ眼科医が患者さんに説明するときには、「パーンと張ったゴム紐が、少しずつ緩んでいく。そうイメージしてください」と表現したりします。

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