杉咲花は低調フジ系ドラマを背負う? 地上波主演が1年半ぶり、しかも月10という期待感
第47回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞は、「怪物」の安藤サクラ(38)。だが、「怪物」は誰が主演だか分からない複数主演のような映画だったため、最優秀主演女優賞の発表直後は《『市子』の杉咲花さんこそ最優秀主演女優賞にふさわしかったと思う》《安藤さんも大好きな女優だけど、最優秀主演女優なら杉咲さん》といった“杉咲推し”の声がネット上でちらほら見られた。
「『52ヘルツ』の杉咲さんの演技も素晴らしいですから。おそらくこの作品で今年は賞を総なめするのではないかと。『市子』『52ヘルツ』共に複雑なものを抱える非常に難しい役でしたが、連ドラ『アンメット』も記憶障害という設定で難役。映画で演技にさらに磨きをかけた杉咲さんですから、きっと視聴者が思わず前のめりになるような芝居を見せてくれそうですよ」(前出のエリザベス松本氏)
一方、ある映画配給会社関係者からはこんな声も。
「杉咲さんだけではなく、山﨑賢人さんや磯村勇斗さんなど、本来ならテレビドラマで引っ張りだこになりそうな超売れっ子たちが、最近はあえて映画にウエートを置くことが増えている印象です。この不況で《映画のチケットが高い》なんて劇場離れが続く中、映画に積極的に出演してくれる若い人気俳優がいるのは業界としてはうれしい限り。とはいえ、今後、映画の集客数を増やすためにも、やはり定期的な連ドラ出演は欠かせません。杉咲さんも『アンメット』で弾みをつけて、またすぐに映画界に戻ってきてほしいです!」
映画から再び地上波の連ドラへ。月9もパッとしないフジ系ドラマの救世主となれるか。帰ってきた杉咲の演技に業界内外から注目が集まっている。