「DayDay.」低迷で山里亮太の首も危うい…芸人は好感度だけではやがて飽きられる
コンビも、4月からレギュラーが10本を超えた千鳥に、かまいたち。NHKの朝の顔になった博多華丸・大吉と、ポスト・ダウンタウンの心配もいらない。松本ロスどころか吉本の勢力は増す一方だが、バラエティーの現状も幸いしている。
「昔のビートたけしの『風雲!たけし城』のように飛び抜けた人気番組を求めるのは難しい。さまざまな切り口のバラエティーで好みが多様化した視聴者のニーズに応え、高視聴率より安定視聴率を求める」(テレビ関係者)
後は飽きさせない工夫。ワンパターンのさんまの笑いも、ひな壇にさまざまなジャンルの人を起用することで、同じ店でも日替わり定食を提供するように。
時代にマッチした芸人を供給できる吉本の強み。むしろ、心配のタネは吉本内のライバル争いにある。誰もが狙うMC席も油断すれば、後輩に奪われる。すでに心配の声が囁かれ出しているのが南海キャンディーズの山里亮太だ。
昨年3月で加藤浩次が17年間、司会を務めてきた朝の情報番組「スッキリ」を降板。代わって、山里と元NHKアナの武田真一のコンビが司会の「DayDay.」が4月からスタート。山里初の帯番組で期待されたが、低迷が続いている。他の番組が8時から始まるなか、同番組は9時からのスタートという奇策も、朝の絶対的王者「羽鳥慎一モーニングショー」にかなうはずもなく、視聴率は前番組よりもダウン。問題はいろいろあるが、山里の首も危うい。