「24時間テレビ」旧ジャニーズ起用めぐり日テレ内が真っ二つ! 募金横領事件いまだ後を引く
営業や報道サイドが旧ジャニーズ勢の起用に二の足を踏む理由はこうだ。
「いうまでもなく故ジャニー喜多川社長による性加害問題の影響です。補償問題も完全にクリアになったとは言い難い。それに『なにわ男子』がメインパーソナリティーを務めた昨年の数字も決していいとは言えなかった。世帯平均視聴率11.3%(歴代35位)、個人平均視聴率6.6%(歴代25位)、コア視聴率4.8%(歴代27位)という結果でした。リスクを冒して今年も、旧ジャニーズをメインにしたところで数字は取れないのではないかという疑問です」(別の局関係者)
一方、同番組を巡っては昨年、系列局の日本海テレビの幹部局員が募金額を横領していた事件が発覚した。そうした事情も関係してか、業界ではこんな情報も飛び交っている。
「S社サイドが所属タレントらを『24時間テレビ』に出演させることを躊躇しているともいわれています。確かに性加害問題がくすぶり続ける中、募金横領事件も重なってイメージが悪すぎる。できるなら様子見をしたいというのが本音のようです」(芸能プロ関係者)
NHKがS社のタレントの新規起用を見送る姿勢を崩さない一方で、さまざまなトラブルを十分に検証することなく放送に突き進む「24時間テレビ」は、いずれ大きなツケを払うことになるのではないか。日本テレビが今、揺れている。