「STOP!誹謗中傷」 声を上げる芸能人たちの切実事情…星野源は“ガセ不倫”情報の被害に

公開日: 更新日:

侮辱罪で刑事告訴も

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう話す。

木村花さんの一件以降、芸能人サイドも言われっぱなしではなく、あまりに酷い誹謗中傷に対しては、個人で具体的なアクションを起こす傾向も強まっています。元AKB48の川崎希がアレクと結婚して以来、『流産しろ』などの誹謗中傷が続き、中傷を書き込んだ相手を開示請求し侮辱罪で刑事告訴したことを2021年にテレビ番組で告白しています。結局、相手は書類送検されたものの、反省していたため、告訴は取り下げたそうですが。今月24日には、声優の“はるかぜちゃん”こと春名風花(23)が、長年の誹謗中傷に対し、裁判を起こし、327万円の賠償金となったことをXで報告し、メディアで報じられました」

 春名はXで、〈これは“誹謗中傷”というだけではなく僕の10年以上積み重ね続けた傷に対する金額です〉〈これまでの10年間の苦悩が、公的な場で認めてもらえたことを嬉しく思います〉としている。

「こうした動きに対して、ネット上の反応を注視してみると、“そりゃそうだよね”といった常識的な論調も増えてきており、世論が変わってきているように思います。ネット上の匿名の“暴走した正義”は、ようやくまともな方向に振れてきているようにも感じます」(井上氏)

 アーティストでタレントのあのは、「有名勢(※原文ママ)とか芸能人だからで舐めた行動してるやつらのせいで人殺せる時代なのわかって行動しろよ」と自身のXでこの問題に強い口調で言及し、話題となっているが、芸能人自らが声を上げてもやまない誹謗中傷の嵐には厳罰を下すしかない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…