日テレ「セクシー田中さん」報告書内“正当化”で大荒れ…制作側に求められる原作改変ラインとは?
「映像化に伴う尺不足や違和感を拭うだけではなく、説得力や整合性のある改変であれば、原作ファンからも好意的に受け取られるはずです。NHKでドラマ化された『岸辺露伴は動かない』も大胆な改変を行なっていますが、世界観を崩すことなく、ストーリーが連動する改変により統一感や新解釈が生まれた、ナイスアシストな改変でした。同じくNHKの『舟を編む~私、辞書つくります~』も、現代の日本を舞台に描くことで、デジタル化に伴う紙書籍の危機、価値観の変遷に伴った辞書の立ち位置を含める新たな解釈を加えた改変で、原作者の三浦しをん氏から感謝の意が示されていました」(同)
日テレは、原作者の死をただの失敗扱いにせず、正しく糧にできるのか。視聴者は厳しい眼を、光らせている。