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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

CM界に異変…男性は旧ジャニーズが激減し中堅俳優陣が頭角 賀来賢人は15社で「CMの顔」に

公開日: 更新日:

 2024年上半期のCM起用社数ランキング川口春奈が21社で1位。圧倒的な存在感を見せた。

「親世代からは可愛い娘。会社なら明るい同僚。年下からは頼りになるお姉さん。幅広い層の人から親しまれるイメージが定着した」(広告関係者)

 私生活で格闘家との恋愛、破局が報じられるなどしてもビクともしない。川口に続く女性2位は14社で芦田愛菜。大学生俳優として幅広い層から支持されており、順調にいけばCM女王の座も近い。さらに、橋本環奈今田美桜広瀬すずと若手人気女優が上位を独占した。これまで上位の常連だった長澤まさみ綾瀬はるかは共に9社と川口の半分以下。CM界も世代交代の波が来ている。

 男性は上位の常連だった旧ジャニーズのタレントは性加害問題でクライアントが次々に撤退。木村拓哉をはじめ所属タレントのCMは激減した。問題が解決すれば、再びCM戦線に返り咲く可能性はあるが、不安材料もある。タレントの結婚や熱愛が相次いでいることだ。

アイドル人気を支えているのは女性。恋愛は人気に影響する。CM起用中にスキャンダルが発覚すれば面倒。敬遠するほうが無難」(広告関係者)

 CMがないことが熱愛に拍車をかけているのかも。アイドルに代わってCM界で頭角を現してきたのが中堅俳優陣。

 甲高い声で「ケンタッキーにしなーい」と叫ぶCMでお馴染みの賀来賢人は15社と今やCM界の顔。賀来千香子を叔母に持ち、2016年に榮倉奈々と結婚。すでに2児の父親だが、好感度は高く親しみやすさとCMで見せるユーモアが魅力。

 共に8社で上位にランクインしたのが、大泉洋小栗旬の2人。スキャンダルもなく好感度は高い。

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