スマイル社の調査で判明した性加害の「犯人」を放置…東山紀之社長はいつになったら動くのか

公開日: 更新日:

 旧ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏による連続児童性加害は、ジャニー氏と同様、少年タレントへの性加害が明らかになっている元スタッフ2人について、最高検・検事総長宛ての告発状が出された。動いたのは「当事者の会」元代表で作家の平本淳也氏、副代表の石丸志門氏だ。

 性加害が明らかになっている2人は、十数年前まで事務所に在籍していた男性と、スマイルアップ社長東山紀之氏の元マネジャーの男性で、同社によると、昨年9月に退社している。東山氏はことし3月放送のBBCインタビューで、社内調査でこの2人による性加害が判明したとしながらも、警察への通報については「それは考えていない。法的なことを考えると僕らには権限がない」と否定。「その当事者の人たちがそれに対して刑事告訴をしたら、僕らとしたら全面的に協力する」などとコメントしていた。

 それを受け、5月に元ジャニーズJr.の中村一也氏と長渡康二氏が警視庁赤坂署を訪れ、捜査するよう求めたが、「被害者本人の訴えや証拠がないと現段階で捜査に踏み切るのは難しい」と回答された。その上で長渡氏は「スマイルアップにはやはり、情報提示を必ずやっていただきたい」と訴えたが、以来スマイル社は何の動きも見せていない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  3. 3

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  4. 4

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

  5. 5

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    フジテレビは中居正広で“緊急事態”に…清野菜名“月9”初主演作はNHKのノンフィクション番組が「渡りに船」になりそう

  3. 8

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 9

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース