旧ジャニーズ性被害者の救済は道半ば…申告者は1000人を突破するも「補償を受けられない」159人
旧ジャニーズ事務所の創業者である故ジャニー喜多川氏による連続児童性加害で、スマイルアップ社の補償受付窓口への申告者が1000人の大台に。公式サイトでは、16日時点で1001人にのぼり、改めて「史上最悪級」とされるジャニー氏の鬼畜ぶりを国内外に印象づけている。
スマイル社によると、補償作業にあたる「被害者救済委員会」が事実確認などを終えて、個別に通知したのが512人。うち、同社提案の補償内容に合意したのが484人で、466人への補償金が支払われた。同社は「引き続き誠心誠意、被害補償に取り組んでまいります」としている。
「当事者の会」元代表で作家、平本淳也氏の見方はこうだ。
「補償窓口は昨年9月13日に開設され、同15日から受け付けがはじまりました。それからこの10カ月で、申告者の半数近い方々への補償が合意に至っているのは認めるべきだと思います。ただし、僕も双方の間に入ったりしていますが、補償はまだ道半ばで、むしろこれからが本番というような状況でしょう」
それは「連絡がない・取れない」201人と「補償を受けられない」159人の計360人の存在である。