旧ジャニーズ自社タレントの誹謗中傷に通報窓口設置も…「当事者の会」見て見ぬふりの“二枚舌”
「被害者はほったらかし批判」も当然
そのため「丸投げとまではいかなくても、率先して取り組んでいるようには見えない」とマスコミ関係者から言われているのも、当然かも知れない。
ジャニー氏と同様、少年タレントへの性加害が明らかになっている元スタッフ2人に対しても、東山紀之社長は「警察への通報は考えていない。法的なことを考えると僕らには権限がない」とBBCインタビューでコメントして批判されたが、それ以降も、何ひとつ動いた形跡がない。平本氏と当事者の会副代表の石丸志門氏はこの問題に対し最高検・検事総長宛ての告発状を提出。平本氏はこう続ける。
「その行状がスマイル社の調査で判明している性加害の犯人が今も無罪放免、放置されているというのはどう考えてもおかしい。捜査されて当然ですし、被害者が何らかの形で報われる結果をもたらしてほしい。何よりこのままでは再発防止になどなるわけがありませんから」
所属タレントは守ろうとするが、それ以外はスルー。かつてジャニーズに所属していた同じ釜の飯を食った仲間たちがその家族まで誹謗中傷に遭っている問題は見て見ぬふりというのが旧ジャニーズ一派なのだろう。
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とかく不十分さが目立つ旧ジャニーズによる補償活動。●関連記事【もっと読む】旧ジャニーズ性被害者の救済は道半ば…申告者は1000人を突破するも「補償を受けられない」159人…では、救済の手から漏れた159人について詳報している。