松下奈緒が見据える世界進出の可能性 「スカイキャッスル」セレブ妻役で役者としての“幅と深み”を獲得
このころすでにピアニスト、歌手としての実績も豊富だったが、朝ドラ俳優の看板が加わったことで、民放や映画からのオファーがひっきりなしになった。TBS系「日本レコード大賞」、NHK「紅白歌合戦」といった国民的音楽番組の司会を任せられるまでになり、現在も「ガイアの夜明け」(テレビ東京系)と「朝だ!生です旅サラダ」(テレ朝系)でMCを務める。
■独身で両親と同居
松下のようにモデル出身で司会もこなす主演俳優は山ほどいるが、現役ピアニストでもある例はほぼ皆無。その上で今期は主演連ドラを当てたため、俳優としての振れ幅を実証、脱皮したとエンタメライターの伊藤雅奈子氏は分析する。
「誰もが認める美人で、司会者としても抜かりないため、久しく優等生のイメージが定着していました。しかし今回、ドロドロ系ドラマで野心丸出しのセレブ妻を演じたことで、役者としての幅と深みを持てました。次に狙うのは、世界の国と地域で配信されるドラマへの本格進出か。ご自身が築く城(キャッスル)のスケールは、さらに大きくなりそうです」