反省なきスマイル社の無慈悲対応…旧ジャニーズ性加害問題「法を超えた補償」はどこへやらで法廷闘争に
■「救済委員会とは名ばかりの被害者処理委員会」
「救済委員会とは名ばかりで、その実は『被害者処理委員会』なのだと思います。スマイル社は補償支払いほぼ終了と喧伝し、一部マスコミもそれに同調するように報じていますが、上田氏ら200人以上の声に耳を傾けないばかりか、存在すら否定するような仕打ちですね。被害者に手を差し伸べると言っていた東山さんはどこへ行ったのでしょう」
被害者による「当事者の会」が解散してしまった現在、彼らは横の連携もとれず、対応や戦術をめぐって悩んだりしている。こうしたなか、上田氏らのもとには「もう一度結束し、たとえば200人で記者会見を開くなどしてスマイル社の仕打ち、行状を訴えるべき」とのアドバイスが複数寄せられているそうで、上田氏は「前向きに検討します」と答えたという。芸能リポーターの平野早苗さんもこう言っている。
「本当に、これまで『法を超えて』とか『被害者に寄り添って』と言ってきた言葉とは正反対の対応をスマイル社が強めていると思います。調停申し立てを言い出したのもスマイル社なら、裁判沙汰にしているのもスマイル社で、とても一方的なやり方じゃないかと感じてしまいます。これでは被害者の皆さんが戸惑うのも当たり前、ただでさえ誹謗中傷などの二次被害に遭って苦しんでいるというのに、その傷口にさらに追い打ちをかけているようなもの。皆さんが集結し、弁護士の先生に相談して会見などでこの行状を世に問うべしという意見に私も賛同します」