タレント大原がおりさん事務所倒産で引退よぎるも翻意…48歳でスカウトしてもらおうと、渋谷109前に立ったことも
大原がおりさん(タレント/48歳)
90年代にミニスカポリスでブレークし、巨乳グラドルとして活躍した大原がおりさんは28年間在籍した事務所(壇蜜はじめ多数所属)が春先に倒産して話題になった。その経緯と現在地を聞く。
倒産した後にいろんな取材を受けさせてもらった時は「まったく気づいてなかったので驚いた」と答えていたと思いますが、今だから言うと、うすうす気づいていました。まったく気づいていなかった後輩たちが多かったので私も合わせてそうコメントしていたんです。
すぐ後輩たちから電話が来て慌てている子もいれば、割と早めに次の事務所が決まった子もいて、私は自分のことより後輩のこの先をまず心配していましたね。
私自身は次の事務所を探す後輩とは違い「辞めるか、続けるか」の2択でした。48歳だし、28年間在籍した事務所がなくなったタイミングで引退するべきなのかな、と。
最近は芸能の仕事をもらえていたわけではなく、2005年から始めた犬のファッションブランドのビジネスが収入源ですから。辞めて貧乏になるとかではなく、生活はさほど変わらないんですよね。だから、仮に芸能を続けるにしても「テレビの露出がなおさら減るんだ」くらいのショックで。
芸能ニュースで倒産を知った業界の方からたくさん連絡が来ました。「大丈夫?」「話聞くよ」と言う割には「モデルの〇〇は今後どうするって?」と、ほかの人のことを探ってくる(笑)。で、私が知っていることを答えると「じゃあ、頑張って、バイバイ」と。心配してくださるというよりヤジ馬みたいな人が多かったかな。
そんな中で連絡くれて親身になってくれたのがデビュー後にレギュラーが一緒だった極楽とんぼの山本(圭壱)さんと江頭(2:50)さん。昔から気にかけてくださった先輩で、「今後どうしようか」と真剣に考えてくれました。
江頭さんは「バラエティーであれだけ厳しいロケに耐えてきたオレたちなんだから、絶対に諦める気持ちになっちゃダメだよ。乗り越えて頑張ろう」と。そう電話で言われた時、私は「江頭さんはユーチューブを録画しながら動画ネタとして電話してるんじゃないか」と疑ってしまったんです。でも本当にプライベートで電話くれているとわかって泣きました。本当にやさしい人。江頭さん、疑ってすみません(笑)。