兵庫県知事選動画で物議のオリラジ中田敦彦を「報道の日」MCに担ぎ出すTBSの賭け
「中田さんは斎藤元彦氏のパワハラ疑惑も含め、兵庫県知事選において誰が嘘をついているのか、というミステリーとして動画で解説を展開。『みなさんであくまで判断して』と一見、中立の立場をとっているように見えるものの、斎藤知事のパワハラ疑惑について『内部調査の結果パワハラではなく、斎藤知事への誹謗中傷という結果に至った』と紹介しました。外部の第三者委員会からの調査結果が出てから解説をしなければ公平、中立ではないと指摘する声も上がっていました」(報道番組制作関係者)
■立花孝志氏寄りの“解説”を展開
さらに、中田の解説の危うさはこれだけではない。現在、県議会の百条委員会の委員長を務める奥谷謙一県議への名誉毀損容疑で任意聴取を受けたと明らかになっている「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)の主張を軸に、動画を解説しているという点だ。
「中田さんは解説動画内で、立花氏の主張をあくまで『説』としつつも、熱心に取り上げ、立花氏を『選挙を熟知した上で裏をかくようなやり方をやってる』と評価するかのような表現を用いていました。さらに、斎藤知事の告発文に対しても『斎藤知事の告発文を作った目的が斎藤知事の県政をクーデターを起こそう、転覆してやろう、斎藤知事を陥れてやろうっていうふうなのがはっきり書いてあったらしいんですよ』と“らしい”“ふう”と濁してはいるものの、立花氏や斎藤知事寄りの発言に感じられると受け取った動画視聴者も多かったようです。動画のコメント欄では《中立を装いながら、立花孝志氏の主張に沿った発言は今後検証されるべきだと思います》と、中田氏の責任を問う声が散見されています」(同)