中居正広が芸能界引退を決断…本丸はフジ経営陣の刷新か、古市憲寿氏も“日枝氏ら退任”要求
《ヅラの皆さん一度でも、会いたかった 会えなかった 会わなきゃだめだった こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…。》
タレントの中居正広(52)が、自身の会員サイトで引退を発表した。
昨年末に「女性セブン」に報じられた芸能関係の女性とのトラブルを事実と認めた中居だったが、自身のレギュラー番組で差し替えや放送休止となった後も、「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても、支障なく続けれることになりました」と、芸能活動を続ける意思を表明。
だが、編成幹部社員の女性トラブルへの関与が疑われているフジテレビで、トヨタ自動車や花王など75社(1月20日時点)のスポンサー企業が次々にCMを差し止める事態が発生。中居自身も多くのレギュラー番組から降板するほか、24年続いたTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」など自身の番組が打ち切られるなど、絶望的な状況に追い込まれていた。
《これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります。これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことは申し訳ない思いでなりません》
中居は会見を開いて事情を説明することなく、引退を選んだ。
「一時は、しばらく休養して、YouTubeなどで活動を続けると思われましたが、一連の報道などによりもはやそうした精神状態になかったといいます。対して、フジテレビはいまだに編成幹部の関与を否定し、調査委員会ですべてを解明するとしていますが、第三者の弁護士が入るものの、日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会ではないことに批判の声が集まっています」(週刊誌記者)
フジ・メディア・ホールディングス株を7%以上保有する投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」は2回目の書簡をフジテレビに送り、「フジテレビが日弁連のガイドラインに基づかない第三者委員会を発足させようとしたことは意図的な真相隠蔽」と断罪。港浩一社長の記者会見についても、「なぜ限られたメディアしか参加させなかったのか。なぜ港社長は質問のほとんどに答えなかったのかという疑問が残りました」とコメントしている。再度、オープンな記者会見を要求している。
一方、22日に定例会見を開いたのが、関西テレビ社長の大多亮氏だ。フジの会見に批判が集まったことから、関テレの会見は、関西放送記者会加盟社のほか、非加盟社、ウェブ媒体、週刊誌の出席を認め、動画の撮影も制限しないオープンな会見となった。