影山優佳は“ボランチ的女優”…このドラマで女優として一番の成長を見せるかもしれない
時代ごとに求められる女優像は変化する。最近はポジティブな輝きを発光するタイプ(例:今田美桜・井桁弘恵・上白石萌歌)が人気を集めているが、影山もその要素を持つ女優だ。
彼女が「御上先生」で演じている倉吉は日本の学校生活にまだなじめず、やや孤立しているという設定だが、普段の影山優佳はコミュ力があり、まわりへの気配りができて、バランサーの一面がある。
以前彼女にインタビューしたときに、話していて、俯瞰力がすぐれている女の子だなと感じた。日向坂46時代にDAZNのサッカー番組にゲスト出演した彼女は、MCの内田篤人に「グループでのポジションをサッカーにたとえると?」と聞かれ、「バランサー的なボランチかも」と答えている。
影山が持つバランサーの資質が演技に生かされていて、共演者にいいボールを出すことを心がけているからこそ、彼女が演じる倉吉由芽は物語に欠かせない、愛すべき存在になっているのだろう。「御上先生」を通じて、女優として一番成長を見せるのは、彼女かもしれない。