佐藤慶「一夫多妻宣言」と愛人騒動
女性誌のインタビューで佐藤は「カミさん以外に女がいて、どうしていけないのかな。ボクにはわからない」と答えた。すると、女性誌は「佐藤慶の一夫多妻宣言」と報じた。
佐藤は俳優になる前、故郷の会津若松の市役所で戸籍係を務めていた。婚姻届や離婚届を受け付けながら、「こんな紙切れ一枚で男と女がくっついたり別れたりするのはナンセンス」といつも考えていたという。
その頃、妻となるナホ子さんと知り合う。間もなく、佐藤は俳優を目指し上京。銀行勤めをしていたナホ子さんも東京に転勤となり、同棲生活を始めた。そして不本意ながら婚姻届を提出。佐藤はそれを「契約結婚」と呼んだ。
佐藤は「子どもは生理的に嫌い」と公言していた。ナホ子夫人の妊娠が判明した際も産むことに反対した。だが、夫人は「何か起こったら私には何も残らない。あなたとの愛の証しにせめて子どもだけは産んでおきたい」と譲らず、佐藤も同意するしかなかった。
Iさんが「産みたい」と言った時も佐藤は反対した。しかし、Iさんもナホ子夫人と同様の理由でかたくなだった。何度も話し合った末、佐藤が折れた。雑誌記者から「奥さんとIさんと両立する成算は?」と問われ、佐藤はこう答えた。