松任谷由実ブレーク直後の22歳で松任谷正隆と結婚
■1976年11月
ユーミンの愛称でポップミュージック界のトップに君臨する女王、松任谷由実。新進気鋭の編曲家だった松任谷正隆(当時25)と結婚したのは76年11月だった。
74年ごろからフォーク関係者の間で「荒井由実はどう見ても松任谷正隆と恋仲だよ。あの2人の呼吸の合い方は絶対に他人同士じゃないよ」というウワサが聞かれるようになり、75年3月には交際報道が流れた。当時ユーミンは多摩美術大学の日本画専攻に在学中で、リリースしたアルバムは「ひこうき雲」「MISSLIM」の2枚だけ。75年2月リリースのシングル「ルージュの伝言」がヒットの兆しを見せたことでようやく一般に名が知られ始めたころだった。
マスコミは松任谷を直撃。これには「えっ、ぼくと彼女が結婚ですかって? いやあ、彼女とぼくは単なる作曲家と編曲家の付き合いですよ」とコメント。一方のユーミンも当初は「作曲家と編曲家のお付き合い。仲がよいのは当然だけど結婚なんて噂にすぎません」と語っていた。
しかし、追及を受けて「結婚を前提に付き合っているのは事実なの。でも、いつ2人が結婚するかはまだ決まっていないのよ」と告白した。