清原逮捕のニュースに田代まさし 薬物の怖さ語る姿に反響
プロ野球界のみならず、日本全体に激震が走った清原和博(48)の覚醒剤不法所持による逮捕。これまでも世間を騒がせた薬物事件は数々あるが、その恐ろしさを最も知る“生き証人”がテレビに出演したとネット上で話題だ。
薬物依存者のための回復支援民間施設「ダルク(DARC)」に入所中の田代まさし(59)の現在の姿が3日、NHK「ニュースウオッチ9」で放送されたのだ。
同番組では清原の逮捕をトップニュースとして報道。逮捕を受けて驚く街の声や球界の反応などを放送する一方で、ダルクでボランティアスタッフとして働く田代に取材を実施し、そのVTRを放送した。
田代は自身が回復の途上であるとして他人のことを言える立場にはないとしつつ、「(薬物には)寂しさとか孤独とか最初はそこから入るけど、1回やってしまうと次に次にという気持ちが勝ってしまう」と、自らの体験を踏まえつつ説明。「今回で辞められると心に誓うけど、それでも負けてしまうのが薬の魔力」と、その恐ろしさを語った。
インタビューに答える田代は、やや荒れ気味の肌。白髪交じりの口ひげとあごひげをわずかに蓄え、お腹が大きく出るなど精彩を欠く姿。往年とは印象が大きく違うからか、ネット上では<経験者が言うと説得力が違うよなあ><田代が言うと言葉の重みが違うな これが本物の言葉>など、発言に凄みがあったとする声が。ほかにも、<田代は止められたと思う 昔のおもしろい頃に戻ってほしいわ>と芸能界への復帰を願う声も上がった。