目上を籠絡し後輩たらし込む…清原和博の“ヤクザ的気質”
これに藤川は、「清原さんのおかげで、真っすぐで押せるようになりました」と感謝。アメとムチでコロリといかされたのだ。
ダルビッシュにも同じようなことをした。オリックスに移籍した06年、開幕直後の対戦で内角に抜けたボールをよけきれず、左手の小指に死球を受けると、「『すいません、抜けました』でええんか」と激怒。
入団2年目の19歳を相手に、「もし次に当てられたら、命を懸けてマウンドに突っ走って、そいつを倒したい。きっちりお返しさせてもらう。選手生命を絶たれたら、誰が家族を守ってくれるんや。世界で起こっている戦争でも人を憎んで人を殺さない。守るべきものがあって、初めて人は人を殺すんや」と、任侠映画さながらのセリフを吐いて、脅したものである。
「その後は、藤川のときと一緒で、『日本のエース』などとホメていた。ダルビッシュは昨年の12月に清原の息子の練習に駆け付けたり、逮捕後には『誰にでも間違いはある。セカンドチャンス』と肩を持つような発言をしている。清原にシンパシーを感じているのは間違いないでしょう」(球界関係者)
ヤクザの世界に憧れ、ヤクザな生き方を真似た清原だが、クスリに溺れた人間はあちらの世界でも相手にされない。