たけしの酒癖に苦労…ビートきよしが“飲まなくなった”ワケ

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 それだけじゃないからね。他の芸人が舞台に立ってる時に舞台袖からケツ出したり、スッポンポンでステージの後ろを走り抜けたり、もうやりたい放題、むちゃくちゃなことばっかり(笑い)。しかも打ち合わせもしないで突然やりだすから手に負えない。お客さんは目を丸くしてビックリですよ。そのたんびに、当然だけどクレームが来て、俺が謝んなきゃならない。ギャラもらえないと困りますから。

 そんなこんなが山ほどあって、そのうち相方の不始末がおっかなくて、だんだん飲まなくなりました。調子に乗って一緒に飲んでたら、せっかく取ってきた仕事がフイになりますから。でもね、そんな相方だけど、俺は止めなかったの。芸人に常識を求めるってのが、そもそも間違いなんですよ。

 最初の師匠、深見千三郎は弟子入りした時に、まず「女遊びしてこい」でしたから。「それもできないヤツが舞台立って何の魅力出るんだ」って。そんな師匠の下にいたもんだから、相方のやることも個性だって思ってましたよ。やってることはハチャメチャで、「しゃべりが早すぎて疲れる。笑えない」ってお客さんの不満もよく耳にしてたけど、「そのうち絶対に売れる」って自信がありましたしね。

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