ダイヤモンド映像を復活させた松坂季実子の迫力ボディ
倒産寸前状態だったダイヤモンド映像に、松坂季実子という新人がスカウトされた。
1969年生まれ、都内の女子短大国文科2年生の彼女は、一度だけという条件で出演を承諾した。
ダイヤモンド映像スタッフ、日比野正明、ターザン八木、それにフリーランスの沢城昭彦監督が短大生のデビュー作用パッケージ撮影に立ち会った。
太めの女性には関心がない村西とおる監督は、日比野のあとについていく小柄でふくよかな女子短大生に、愛想笑いを浮かべて挨拶するだけだった。
短大生がダイヤモンド映像を、業界を、そして「巨乳」という造語を広める、80年代最大のAV女優になろうとは、このとき、誰も想像すらしなかった。
サイパンの日差しのようなスタジオで、短大生が恥ずかしそうに脱いだ。
日比野、八木、沢城監督は、女子短大生のある部分を見て、全員が同じ形容詞を発した。
「でっ……けー!!」