清原和博も…薬物依存症啓発イベント「16年逮捕組」勢揃い
同年2月に覚醒剤所持などの容疑で逮捕され、懲役2年6月執行猶予4年の判決を受けた清原は「僕は自助グループの中で一番新人ですが、一歩一歩進んでいます。16歳で甲子園に出てから自分を振り返る時間もなかったが、今それができるようになった」と語った。また清原は現在、薬物の誘惑を断つために、飲酒してしまったり、うつに見舞われたりしている苦悩を明かした。この日は大阪で母の一周忌法要があったが、弟にそれを任せ、昨年に続きこのイベントに参加した。「まだ回復途上ですが、前に進んでいきます」と決意を語った。
松本医師は「清原さんは昨年とは表情が全く違う」と清原の前進を認めたうえで「薬物犯罪は依存症という病気です。刑罰は効果がないというエビデンスもある。バッシングするだけではなく、周囲が病気だという理解と正しい知識を持つことが必要」として、「自助グループ」の大切さも力説した。
その後の囲み取材で高知は復帰作も撮影済みだと明かし、沢尻エリカやピエール瀧など薬物事件を起こしたタレントにかける言葉を問われると「自助グループおいで」と即答。「依存症に対して周囲が正しい知識を持って、正しい治療を進めていくことが大切です」と語った。