プラス・マイナス岩橋良昌は投稿削除、元女優・若林志穂もトーンダウン…芸能界“個人告発”の限界
昨年11月にライブ配信を行った動画を再度公開し、女優時代に共演した大物ミュージシャン「N」から受けた性的暴力被害を告発した。当時の被害などが「複雑性PTSD」の原因になったという。こちらもSNSやユーチューバーなどが取り上げているものの、トーンダウンしている。
「岩橋さんは《もう5年ほど前ですか》と、若林さんは1997年の話だとしています。こうした告発には、ネットでは警察に行けばいいという声もありますが、芸能界に身を置く以上、立場的に被害当時の告発者が公にすることが難しいのは推察できます。それに録音やメールのやり取りなど明確な証拠がないと個人の告発は社会問題になりにくいし、個人告発には加害者側もダンマリを貫けます。
松本人志さんの性的トラブルは『週刊文春』の誌面上で告発し、関係者への取材などを含めたニュースとして広がったから、テレビ番組でも取り上げられ、事務所も動かざるを得なくなった。売名行為といわれようが、日本社会では影響力のある週刊誌などで取り上げられない限り、被害者の声が受け入れられることはないのです」(芸能ライター)