関西圏の出生率 大都市苦戦も大阪・鶴見区は唯一10傑入り
しかし京都市内には大小多数の大学が密集しているため、街中は若者であふれています。観光客も国内はもとより、海外からもひっきりなしに訪れます。表面的には活況を呈しているため、京都市の出生率の深刻さが隠されているのです。
神戸市内のトップは垂水区の1.45となっています。最低が中央区の1.05なので、市内における出生率格差は京都市ほどには大きくありません。
3大都市の各区が苦戦している中で、大阪市鶴見区だけはベスト10内に入っています。鶴見区は大阪市の東の外れに位置し、かつて花博が開催された地。市内でもっとも自然環境に恵まれています。また近年はマンション建設が盛んで、人口が増加傾向にあります。若い夫婦が多く移り住み、子供が多く生まれているため、統計上の数字も良くなっているのです。