ココア vs ロイヤルミルクティー
疲れていると、甘いものが欲しくなります。喫茶店やコーヒーショップでいつもはコーヒーを頼むのに、温かくて甘いドリンクに手が伸びてしまった時、濃厚なココアとミルクたっぷりのロイヤルミルクティーでは、どちらがよいでしょうか。
ココアの原料であるカカオは、ポリフェノールが豊富。テオブロミンと呼ばれる成分にはリラックス効果が期待でき、脳を活性化して集中力や記憶力を高める働きがあります。だからこそ、仕事中の休憩にぴったり……のような気がしますが、ココアを頼むと、脂質たっぷりのホイップクリームが追加されているお店がほとんどなのです。
また、ココアといってもチョコレートシロップを温めたものや、砂糖が入ったココアパウダーにホットミルクを合わせるお店も多く、知らず知らずのうちに糖分やカロリーを過剰に取ってしまいがちです。
それに比べ、ロイヤルミルクティーは煮出した紅茶にホットミルクを合わせていることが多いので、自分で砂糖を入れなければ安心です。
紅茶に含まれるカフェインには疲労回復、紅茶ポリフェノールには血圧上昇を抑える働きがあるなど、イラッときているサラリーマンの気持ちを静めるのにもぴったり。
ただ、疲れた時の休憩中くらい好きなものを飲みたい……という気持ちも分かります。そんな時は「砂糖控えめ」「生クリームのトッピングなし」「低脂肪牛乳にチェンジ」など、できる努力をしていきたいですね。