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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

大阪市の人口は天王寺市を境に明暗が分かれる

公開日: 更新日:

 関西圏(大阪府・京都府・兵庫県)の状況はどうでしょうか。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、3大都市(京都市・大阪市・神戸市)とその周辺の人口減少は緩やかに進みます。しかし、3大都市から離れるにつれて減少率がきつくなっていきます。

〈表〉は2025年の推計人口を、対2015年比でパーセント表示したものです。

 トップの木津川市や7位の京田辺市は、「けいはんな学研都市」の一部として、また京都・大阪のベッドタウンとして、急速に開発が進んでおり、2025年までにさらに人口が増えると予想されています。表には載せていませんが、この2市に挟まれている精華町も人口増が見込まれています。

 しかし同じ南部でも、和束町(82.7%)や笠置町(79.4%)などは交通の便が悪く、住民がかなり減ってしまいます。

■神戸は西部が減少する

 京都市では下京区のみが人口増、その他の区は減少と予想されています。とくに東山区は対2015年比で10%の人口減になります。ただ、その他の区では減少幅が比較的小さいため、全体では96.5%程度に踏みとどまります。

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