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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

大阪市の人口は天王寺市を境に明暗が分かれる

公開日: 更新日:

 京都府の南丹地域(亀岡市など)以北は人口減少が深刻です。とくに丹後半島の市町は軒並み85%前後と予想されています。これらの自治体の合計特殊出生率は、関西圏の中ではかなり高めですが、子供たちの多くは京都市をはじめとする都会に吸い取られてしまいます。しかも高齢者が多いので、今後は急速に衰退していくと思われます。

 大阪市は特徴的で、天王寺区を境に北側半分は人口増ないし現状維持、南側半分は人口減少と予想されています。とくに西成区は、10年以内に、いまの8割程度にまで人口が減少します。大正区(89.8%)、住之江区(92.3%)なども厳しい状況です。しかし北区、西区、天王寺区、鶴見区などで増加するため、大阪市全体としては95.8%という、比較的安心できる数字に収まっています。

 神戸市では中央区から東側が人口増ないし現状維持、西側は減少します。神戸市全体では96.8%ですから、全国的に見ればかなりいい状態が維持されます。兵庫県全体に目を移すと、とくに北部、西部、淡路島の人口減少が急速に進んでいきます。

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