大腸がん<3>「風に触れた手に激痛 副作用で手の皮が…」

公開日: 更新日:

 幸い、副作用は仕事の量を減らす程度で済んだが、ひどい下痢に悩まされ続けた。11年10月下旬になって、「肝臓がん」の手術を行い、肝臓の一部を切除した。

 3週間後に退院。1カ月後から新たな「抗がん剤」治療が開始された。

 点滴による抗がん剤「エルプラット」を投与し、その後2週間は併用して抗がん剤「ゼローダ」を経口で服用し、その後は1週間のリカバリーという3週間1クールのゼロックス療法である。

 担当医師から事前に説明されたが、冷たいものに触れると痛みが出るという副作用がハンパではなかった。

「治療を終えて病院を出た途端、風に触れた手に激痛が走りました。副作用である手足症候群により、手と足の皮がむけてしまい、時々、足がつってしまう現象が起こったんです。また、点滴した後の2、3日は、ひと口、水を飲もうとしても耳の下にある骨に激痛が走り、首を絞められたような痛みが起こりました」

 まさにガマン比べのような抗がん剤治療だったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走