六十肩、七十肩もあり…誰にでも起こる肩の痛みの回避策

公開日: 更新日:

 記者は今、五十肩に悩まされている。いつ頃からだったろうか、右腕を上げようとすると、上腕二頭筋の部分に時折ズキッと痛みが走るようになった。おかしいと思っているうちに、痛みで真っすぐ上に上げられなくなり、ジャケットやシャツなどに袖を通す時に苦労する。ただ、それ以外の日常生活には特に問題がないので、病院には行っていない。

「いわゆる五十肩(正式には肩関節周囲炎)がいったん起こると、痛みや骨の動く範囲がほぼ元の状態になるまで1年前後かかります。放置して肩の関節が癒着して固まってしまった場合、無理に動かすと肩の腱板の損傷がひどくなることもあります」

 こう指摘するのは、国際医療福祉大学熱海病院検査部・〆谷直人部長。場合によっては、手術が必要になるケースもあるという。それだけは避けたい。日常的には何に気をつけるべきか?

 ポイントは、「デスクワークや家事など同じ姿勢の作業を長時間続けない」「肩の適度なストレッチを心掛ける(ただし痛みがひどい時は無理しない)」「肩を冷やさない」「お風呂にゆっくりと漬かり、肩の血行を良くする」「肩に重い荷物をかけない。買い物の時はカートを使う」「物を上に持ち上げる時など、踏み台に乗るなどして肩を上げ過ぎないようにする」「寝る時の姿勢を工夫する」の7つ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱