「寂聴文学」の魅力を作家・平野啓一郎氏が語る ~年末年始に読みたい厳選3冊
惜しい人が亡くなった。2021年11月9日、99歳で生涯を終えた瀬戸内寂聴さんの人生は波乱に満ちていた。
終戦後、年下の男性と不倫し、夫と幼子を残して出奔。その後、作家としての地位を築くも、妻子ある小説家・井上光晴と恋愛し、51歳で出家──。
奔放な生きざまの裏…
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