久光製薬「サロンパス」は発売約90年で何回改良してきたの?
5月18日は「サロンパスの日」。今更なのだが、サロンパスの「サロン」って社交界とかで交流するアレのことなの?
販売元の久光製薬によると、実は有効成分の「サリチル酸メチル」と、硬膏を意味する「プラスター」を合わせ、語呂をよくして「サロンパス」と命名したのだとか。1934(昭和9)年のことだ。
サロンパスは世界一売れている鎮痛消炎貼付剤なのだが、その理由は?
「創業当初から『お客様第一主義』という考え方を重視してきました。その原点は配置売薬をしていた時代にまでさかのぼります。お客さま一人一人と直接顔を突き合わせながら、体調や健康に気を配って薬を販売してきました。サロンパスは今年で発売89周年を迎えますが、その間、50回の改良を重ねています」(久光製薬の担当者)
消費者の声などを聞きながら常に進化しているのだ。
「最新版のサロンパスは、有効成分が深く浸透し、効果感をアップさせるため、サロンパスAe比で1.6倍のサリチル酸メチル10%を配合しています。さらに、つっぱらない、しなやかで優しい貼り心地。コリや痛みの部位を広く覆えるちょっと大きめのサイズ。色も目立たないベージュ色に変更しました。はがれにくい『丸かど』を採用するなど。お客さまの満足や不満を生かしながら価値を高めていきました」(前出の担当者)