高札七番「大名・石川日向守の屋敷」広小路を南へ…鈴本の前に来て寄席を楽しむ
JR御徒町駅南口を出て、まっすぐ、黒門児童公園の高札が見える。高札にある通り、「鬼平犯科帳」の短編「五月闇」ではこのあたりにあった「石川日向守」の屋敷がおもな舞台の一つだ。だが、高札の周囲はビルばかり、江戸の面影はまったくない。
物語は下谷町二丁目の岡場所で、密偵・伊三…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,148文字/全文1,288文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】